ゴルフの面白い話

ゴルフというと、なんだかのどかでのんびりしたイメージがあるかもしれません。ボールを打って前へ進めて行って、最終的に穴に入れるというルールもとても単純に感じるかもしれません。しかし、実はもの凄く難しいスポーツではないかと私は思います。
まずショットがボールに当りません。やっと当てても自分の思いどおりの方向へなんて飛んで行きません。バウンドしながらゴロで転がって行ったり、右へ左へあらぬ方向に飛んで行ってしまいます。きれいな放物線を描き狙った距離まで正確に飛ばすには、相当な練習が必要になることでしょう。パットもただ転がせばわりとホールの傍に行くと思ったら大間違い。ぜんぜん距離が足りなかったり、思いっきり通り過ぎたりと、コントロールが難しいかなり繊細なスポーツです。



同じ日にホールインワンが3人
「マスターズ・トーナメント」の最終ラウンドでのびっくり記録です(2016年)。16番ショートホールのパー3で、まずはアイルランドのシェーン・ローリー選手がホールインワンし、その興奮冷めやらぬなかで、今度はアメリカのデービス・ラブ選手もホールインワン。そして、南アフリカのルイ・ウェストヘーゼン選手が打った球は、カップに向かって転がり出すと、ピン手前で先に打ったホームズ選手のボールに当たり、なんと方向が変わって吸い込まれるかのようにカップイン。
まるでゴルフの神様が入れたがっているとしか思えないようなこの出来事。こんなことが起こり得るのでしょうか?
プロゴルファーのホールインワン確率は3756分の1程度と言われているそうで、同じ日に3人の選手がホールインワンする確率は530億分の1だといいます。珍しい話しどころではありません。

ショットが鳥に命中
米女子プロゴルフツアー最終戦、CMEツアー選手権第3日(2015年)。 宮里美香の打球が、飛んできた鳥を直撃しました。ボールは右に曲がり、わずか150ヤードほどしか飛ばずにバンカーへ。
ルールでは鳥に当たっても、そのままの状態でプレー続行になります。精神的ダメージもあったのか、第2打を池に入れるなどしてダブルボギーとなってしまいました。鳥はかわいそうに亡くなったということです。

実は同じような事例が国内男子ツアー88年フジサンケイクラシックでもありました、中島和也がキジバトを直撃。こちらはボールともどもグリーンに乗りましたが、こちらも鳩は絶命したということです。

ボールがギャラリーのポケットに入ってしまう
米国男子ツアーのフェデックスカッププレーオフ最終戦「ツアー選手権byコカ・コーラ」2日目(2014年)。ロリー・マキロイ(北アイルランド)の14番ホール。1Wでの300ヤードを越えるティショットが、右サイドの木に当たり、なんと男性ギャラリーのハーフパンツの右ポケットに入るという珍プレーが起こりました。ある意味ホールインワン並みに珍しいことかもしれません。
そして競技委員を呼び、取り出したボールをそのギャラリーがいた場所にノーペナルティでドロップして2打目を放ち、グリーンオンします。
この場合は、「局外者(この場合はギャラリー)によって偶然にボールが止められた」ということになり、無罰となります。処置方法としては、パッティンググリーン以外で動いているボールが、局外者の中か上に止まった(ポケットの中も同じ)場合、そのボールは局外者によってボールが止まった地点の真下に出来るだけ近く、ホールに近づかない箇所にドロップしなければなりません。

パンツ一枚でショット
スウェーデン出身のヘンリク・ステンソンがティーショットを池近くの泥地へ落としてしまった時、同選手はおもむろに服を脱いで下着1枚、左手にゴルフ手袋だけという格好になるというシーンがありました。1つでもスコアを伸ばして良い成績を残そうという気持ちから起きた行動でしょうが、ズボンの裾を上げてのショットはよくある光景でも、服をすべて脱ぐというのはプロでなくてもやる人はいません。

二人同時の誤球失格
「女子ゴルフ:ニトリレディ」最終日(2010年)、原江里菜とウェイ・ユンジェ(台湾)が、17番での誤球に気づかず18番の第1打を打ち、2人とも失格となるハプニングがありました。
原とウェイが17番第2打地点で誤球。ともに気付かず、18番の第1打を打った時点で、おかしいと思った原が競技委員に伝え、ウェイが打った球が原の球と確認され、ゴルフ規則15条3項「次のテーィグラウンドからストロークする前に訂正しなければ失格」が適用されました。
2人とも同銘柄の球で、原が「いつもウェイさんの方が飛んでいたので」と、17番第2打で手前にあった球を確認しないまま先に打ってしまいました。ウェイも「私の球だと思った」と、原の球を打ってしまった。つまり二人とも相手のボールを自分のものだと勘違いしてしまったわけです。
正確な記録は残っていませんが、ある競技委員は「誤球失格、しかも2人同時は記憶にない」と話したそうです。

蜂に襲われ池に逃げ込む
マレーシアで開催の欧州ツアーとアジアンツアーの共催競技「メイバンク・マレーシアオープン」(2014年)、ゴルファーがスズメバチの大群に襲われて池に飛び込むという、かわいそうなハプニングが発生。
パブロ・ララサバル(スペイン)はプレー中に、突如として現れたスズメバチの大群に襲われてしまいました。
一匹ではなく30匹から40匹が一束になって襲いかかってきたという蜂を、ララサバルはタオルで追い払いながら必死で逃げましたが、逃げ道を失いとうとう近くの池にダイブ。何とか危機を乗り越え、幸いにも大事には至りませんでした。
実は、ララサバルが池に飛び込んだのは今回が初めてではありません。2008年には、全仏オープンで優勝し、喜びのあまり池へダイブしています。よっぽど池に縁があるのかもしれません。



突風で転がり出しバーディー
国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」(2014年)。キム・ヒョージュ(韓国)が約50センチのパーパットに入ろうとした時、グリーン上のマークを手に取り、ボールをセット。すると突風を受けたボールが転がり出し、なんとそのままカップインしてしまいました。
ルール上、ボールをリプレースしてボールが止まった後で、アドレスしようとしたときに、そのボールが転がってカップに入った場合は、前のストロークでホールアウトしたものとみなされます。つまりリプレースした時点でボールはインプレーになり、前の一打が続行されるのです。キムはこれから入れてパーにしようとしていましたが、幸運にも打たないでバーディーになったということです。
もともとこの6番グリーンは風が特に抜けやすく、一旦は静止したボールが動く可能性も高いといいます。しかし入ってしまうのは初めてのケースということです。

4.37メートルのドライバー
ギネス世界記録に認定された「世界一長いゴルフクラブ」(2015)の長さは4メートル37センチ。当然記録の認定には実際に使えることが条件になります。通常の約4倍の長さの持ち上げただけでブンブンとしなるこのドライバーで、記録を達成したのはデンマークのプロゴルファーのカーステン・マース。素人には当てることさえ出来ないであろうこのクラブで180ヤードを飛ばすまさかのナイスショットだったというから驚きです。

ホールインワン保険詐欺
冒頭の記事でプロゴルファーのホールインワン確率は3756分の1程度と説明しました。プロでこれですから、アマチュアならもっと低い確率になることでしょう。もし自分がホールインワンを達成したら?…きっとお祝いとしてゴルフ場から賞金とか出てウハウハなのかな?…いや、そうはなりません。むしろ大損する可能性があります。
日本ではホールインワンやアルバトロスを達成した場合、「喜びや幸運を皆と分かち合う」という意味で、祝賀会や記念コンペ大会を行なわなければならず、費用はすべて達成した者が負担するという変な慣習があります。他にもプレーヤーやキャディにご祝儀、ゴルフ場に記念植樹やモニュメントを設置したりと時には軽く100万円を超えることもあります。だからプレーヤーにとっては恐怖でしかありません。
そんな場合に備えてホールインワン保険があるわけですが、2018年1月、ホールインワンを出したと嘘の申告をして保険金をだまし取ったとして、愛知県の男性3人が逮捕されました。一緒にプレーしていた他の二人が証明書に署名するなどしていました。複数の保険会社から情報提供があり、県警は三人が同様の行為を繰り返していた可能性もあるとみて調べているそうです。
でも、これはどうやってホールインワンがなかったと証明するのでしょうか?確率的にあり得ないから?自供?どうやらこの件では、保険会社に提出した記念品代や飲食費の領収書が架空だったことから逮捕に至ったようです。
しかし、変な慣習ですよね。普通逆じゃないですかね。みんなからご祝儀をもらうべきだと思うのですが…。

素振りで山火事に
(2019年日本)男性がアスファルトの遊歩道で、金属製のドライバーを使って素振りしていたところ火花が散って、なんと目の前の枯れ草に引火。
幸いけが人は出なかったものの、枯れ草が約1300平方メートル焼失しました。



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